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「Pantomime Week」と「さくっとパントマイム」の活動が統合し『マイムリンク』になりました。

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マイムマルシェ 閉幕



三週間に渡るマイムマルシェもいよいよ最後のプログラムとなりました。大トリのGプログラム「マイムコレクションⅠ~もう一度みたい!心に響くあの作品~」を、私Bプログラムのガクがレポートいたします。

何といってもこのプログラムは、ヨネヤマママコさん、清水きよしさんという日本のマイム界に大きな影響を与えた大御所が出演される貴重な公演。チケットは早々に完売し、しかも演じられる演目はすべて選りすぐりの名作とあって、目の前で観られるのは本当に幸運でした。

まずは細川紘未さんによる師である故・並木孝雄氏の作品。演目のみならずその魂まで継承しようとする気持ちが伝わってきます。演者は違っても作品の美しさは色あせません。
演目 「花」「蝶」「煙草」(並木孝雄作品)/


そして清水きよしさん。今回のマイムマルシェの出演者の中にも清水さんの下でマイムを学んだり影響を受けたマイミストが数多くいます。哀愁、そして演者の心のあたたさかが伝わる作品です。空間の詩人がつむきだす世界を堪能しました。
演目「JINTA」「ひまわり」

休憩後は高橋素子さん。演目は震災がきっかけで生まれたとのこと。日々の生活を生きていく…当たり前のことが実は一番の幸せなのでは?そんなことをふと考えてみるきっかけとなる作品でした。
演目 「めぐる」

そして最後を飾るのはヨネヤマママコさん。実は私ガクのマイムの原体験はヨネヤマママコさんにあります。小学生の時テレビで観たママコさんの不思議な動き。「あれは何だったんだろう…」と、子供ながらにずっと脳裏に深く刻まれていたのでした。そのママコさんが目の前で…。万物に宿る魂。そしてそれらが繋がっている世界の中で我々は生かされている。忘れがちな大切なことをもう一度省みよと諭されている気持ちになりました。
演目「円(まる)ぶエコロジー」

劇場一体が心の奥深くに染み入るような深い感動につつまれてフィナーレ。

そしてマイムマルシェの終演とともに、MAKOTOシアターも惜しまれつつその長い歴史の幕を下ろすことになりました。

喜びや悲しみ、さまざまなな人間模様を描くキャンバスとなったMAKOTOシアター。

その最後の舞台に私たちマイムマルシェが関われたことは大きな喜びであり誇りです。

ご観覧頂いた方も、今回ご来場頂けなかった方も、銀座の一角に、こんなに素敵な舞台があったということを心の片隅に刻んでいただけたらと思います。

劇場をあとにした時、ある舞台監督が言った言葉が思い起こされました。

「やっぱりマイムって素敵だな!」



文責 Bプログラム ガク

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